平野謙

(ひらのけん)
評論家。明治大学教授。そのほか、文化学院講師や、相模女子大学教授なども務めた。主に文芸評論で知られ、第二次世界大戦後の日本における文学を代表する評論家として有名。代表的な著書に、「昭和文学史」「芸術と実生活」「島崎藤村」などがある。

そのほかの著作には、「現代作家論」「知識人の文学」「戦後文芸評論」「組織のなかの人間」「政治と文学の間」「中野重治研究」「文藝時評」「わが青春の文学」「昭和文学覚え書」「はじめとおわり」「平野謙対話集」「わが戦後文学史」「於母影」「文壇時評」「昭和文学の可能性」「平野謙全集」「リンチ共産党事件の思い出」「文芸批評家の道」「島崎藤村・戦後文芸評論」「新刊時評」「志賀直哉とその時代」「区画整理法は憲法違反」「さまざまな青春」「平野謙松本清張探求」「わが文学的回想」など、多数。

主な受賞歴に、優れた芸術作品を創出し、芸術の振興に貢献した人物に対して日本芸術院より授与される日本芸術院賞や、文学・美術・音楽・映画・演劇などの分野で功績を残した人物に対して毎日新聞社より贈られる毎日芸術賞などがある。

東京都世田谷区にある病院にて死去。死因は、クモ膜下出血であった。70歳。

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