ジョン・カサヴェテス

映画監督・脚本家・俳優(アメリカ)。女優であるジーナ・ローランズの夫。映画監督・俳優であるニック・カサヴェテスおよびザン・カサヴェテス、さらには映画監督であるゾエ・カサヴェテスの父。日本では、「ジョン・カサベテス」と表記されることも多い(アルファベット表記は「John Cassavetes」)。

元々は映画俳優として1954年にデビュー。その後、アドリブ演技の実験などを目的に製作側にもまわり、「アメリカの影」で1959年に監督デビューも果たす。

監督や脚本を手掛けた作品には、上述した「アメリカの影」のほか、「よみがえるブルース」「フェイシズ」「愛の奇跡」「ハズバンズ」「こわれゆく女」「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」「ラヴ・ストリームス」「グロリア」「オープニング・ナイト」「シーズ・ソー・ラヴリー」などがある。

俳優として出演した作品には、「暴力の季節」「デビルズ・エンジェル」「殺人者たち」「ローズマリーの赤ちゃん」「特攻大作戦」「火曜日ならベルギーよ」「刑事コロンボ」「明日よさらば」「パニック・イン・スタジアム」「マイキー&ニッキー」「ブラス・ターゲット」「フューリー」「オープニング・ナイト」「この生命誰のもの」「チャンピオンへの道」「ライク・ファーザー・アンド・サン」「テンペスト」「ラヴ・ストリームス」などがある。

主な受賞歴に、ベルリン国際映画祭(金熊賞、国際映画批評家連盟賞)、ヴェネツィア国際映画祭(金獅子賞、パシネッティ賞)、ロサンゼルス映画批評家協会賞(生涯功労賞)、全米映画批評家協会賞(脚本賞)など。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスにある病院にて死去。死因は、肝硬変であった。59歳。

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