ローレンス・オリヴィエ

俳優・映画監督(イギリス)。世襲によるものではなく、一代限りで貴族に叙された「一代貴族」でもある。女優であったジル・エズモンド、および同じく女優であったヴィヴィアン・リーの元夫。やはり女優であったジョーン・プロウライトの夫。なお、日本では「ローレンス・オリビエ」と表記・発音されることも多い。

出演した主な映画には、「勇気ある男」「お気に召すまま」「淑女は離婚がお好き」「無敵艦隊」「嵐ケ丘」「高慢と偏見」「潜水艦轟沈す」「美女ありき」「レベッカ」「黄昏」「王子と踊子」「スパルタカス」「バニー・レークは行方不明」「カーツーム」「素晴らしき戦争」「栄光の座」「ニコライとアレクサンドラ」「レディ・カロライン」「探偵スルース」「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」「ブラジルから来た少年」「遠すぎた橋」「リトル・ロマンス」「ジャズ・シンガー」「インチョン!」「タイタンの戦い」「ワイルド・ギースII」「ジグソーマン」「バウンティ」「ウォー・レクイエム」などがある。また、このうちいくつかの作品では、監督や製作も手掛けている。

出演したテレビ映画・テレビドラマ・テレビシリーズには、「さすらいの旅路」「恋の旅路」「ミセス・アン/殺しのシナリオ」「華麗なる貴族」「ワーグナー/偉大なる生涯」「リア王」「愛と戦いの日々/ロマノフ王朝・大帝ピョートルの生涯」「わが父を巡る航海」などがある。

主な受賞歴に、アカデミー賞(作品賞、主演男優賞、名誉賞)を始め、ゴールデングローブ賞(主演男優賞、助演男優賞、セシル・B・デミル賞)、ニューヨーク映画批評家協会賞(主演男優賞)、ヴェネツィア国際映画祭(金獅子賞、国際賞、イタリア批評家賞)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(男優賞、演技賞)、英国アカデミー賞(総合作品賞、英国作品賞、英国男優賞、助演男優賞)、ナストロ・ダルジェント賞(外国監督賞)、ボディル賞(非アメリカ映画賞)、ベルリン国際映画祭(審査員特別賞)、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(外国男優賞)、BFIフェローシップ賞、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(男優賞)、ゴールデンラズベリー賞(最低主演男優賞、最低助演男優賞)などがある。そのほか、各賞におけるノミネートは数えきれないほど。

著書に、「演技について」「一俳優の告白 – ローレンス・オリヴィエ自伝」などがある。

死因は、腎不全であった。82歳。

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