服部良一

(はっとりりょういち)
作曲家・編曲家・作詞家。同じく作曲家・編曲家である服部克久、及び舞台俳優である服部吉次の父。「東京ブギウギ」「青い山脈」など、国民的なヒット作を連発したことで有名。作詞家としては、「村雨まさを」(むらさめまさお)の名義でも活動した。

紫綬褒章・勲三等瑞宝章受章者。品川区名誉区民。その他、国民栄誉賞を始め、日本レコード大賞(特別賞)なども受賞している。なお、作曲家としての国民栄誉賞受賞は、古賀政男に続いて2人目の快挙である。

主な発表作に、上述の「東京ブギウギ」「青い山脈」の他、「おしゃれ娘」「別れのブルース」「明日の運命」「ハートのクィーン」「いとしあの星」「一杯のコーヒーから」「ジャングル・ブギー」「買物ブギー」「ホームラン・ブギ」「銀座カンカン娘」「東京の屋根の下」「バンジョーで唄えば」「山寺の和尚さん」「丘は花ざかり」「若人の歌」「あじさい旅情」「夜霧のギター」「東京のアメリカ人」「チャイナ・タンゴ」「アイレ可愛や」「花の素顔」「夜のプラットホーム」「広東ブルース」「東京ブルース」など多数。

その他、交響組曲「香港」や交響詩曲「ぐんま」、交響詩「富士」、交声曲「あかぎ賛歌」、グランド・ワルツ「グリーン利根」、初代徳島県民歌、高槻市立清水学校校歌、前橋市立大利根小学校校歌、富山県立富山中部高等学校校歌、宮崎県立宮崎西高等学校校歌など、作品のジャンルは幅広い。

また、「東京の女性」「のんきな父さん」「今ひとたびの」「醉いどれ天使」「山のかなたに」「やぐら太鼓」「やがて青空」「チャッカリ夫人とウッカリ夫人」「ミスター・ジャイアンツ」などの映画音楽や、「光速エスパー」「OTVシグナルミュージック」といったテレビ音楽なども手掛けた。

著書に、「ぼくの音楽人生」など。

病院にて死去。呼吸不全のため。85歳。

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