アンドレ・ザ・ジャイアント

プロレスラー(フランス)。223cmの身長と236kgの体重を持つ大きな体から、「大巨人」「一人民族大移動」「一人大恐竜」「巨大なる人間山脈」「世界8番目の不思議(The 8th Wonder of the World)」などの異名を持ち、世界中で大きな人気を博した。

18歳のときにフランス・パリでデビューを果たした際のリングネームは、「アンドレ ザ・ブッチャー ロシモフ」であった(1964年)。そのほか、1973年に「アンドレ・ザ・ジャイアント」と改名するまで、「モンスター・エッフェルタワー」「モンスター・ロシモフ」「ジーン・フェレ」「ジャン・フェレ」「ジェアン・フェレ」などのさまざまなリングネームで戦った。

日本では、ジャイアント馬場との大巨人コンビや、アントニオ猪木との抗争などを展開したことで有名。

ジャイアント・プレス(一般的なボディ・プレスを指す)や、ヒップ・ドロップ、ジャイアント・ボンバー(ラリアット)、ツームストーン・パイルドライバーなどが得意技だった。

獲得した栄誉やタイトルには、NWA豪亜タッグ王座、IWA世界タッグ王座、NWAフロリダ・タッグ王座、WWF世界ヘビー級王座、WWF世界タッグ王座など、多数。また、1993年には、アメリカ合衆国のプロレス団体であるWWEがプロレス界で顕著な実績を残した人物を表彰する制度「WWE殿堂」の称号を得ている(殿堂入り)。

巨体を武器に、怪物キャラとして「600万ドルの男」「アメリカン・ヒーロー」などのテレビドラマや、「プリンセス・ブライド・ストーリー」といった映画に俳優として出演したこともある。

規格外の酒豪としても知られており、一度に100本以上の缶ビールを飲みほしたという話や、飛行機での移動中に200~300本程度用意されていた機内のビールをすべて飲みつくしたという話など、酒絡みの逸話には枚挙に暇がない。

フランス・パリにあるホテル内にて死去。死因は、急性心不全であった。46歳。長年に渡る過度のアルコール摂取が原因とされている。

タイトルとURLをコピーしました