葦原邦子

(あしはらくにこ)
女優。宝塚歌劇団の星組トップスターだったことで有名。画家・イラストレーター・ファッションデザイナーであった中原淳一の妻。俳優であった中原洲一の母。勲四等瑞宝章受章者。

主な出演舞台に、「王朝華かなりし頃」「サルタンバンク」「パリゼット」「鬼子母神」「佐渡おけさ」「ベルリンの娘」「巴里ニューヨーク」「ミュージック・アルバム」「歌へモンパルナス」「ラ・ロマンス」「マンハッタン・リズム」「世界の唄」「ショウイズオン」「桃花春」などがある。なお、これらはすべて宝塚歌劇団所属時代のものである。

また、主な出演テレビドラマには、「東京のプリンスたち」「ケンちゃんトコちゃん」「ケーキ屋ケンちゃん」「鬼平犯科帳」「帰ってきたウルトラマン」「明日がござる」「水戸黄門」「刑事犬カール」「体験時代」「翔べイカロスの翼」「玉ねぎむいたら・・・」「特捜最前線」「夏色怪談」「女監察医・室生亜季子」「おおヒバリ!」などがある。

さらに、主な出演映画には、「スプーン一杯の幸せ」「男はつらいよ」「花つみ日記」「ゴジラ対ガイガン」「さくら隊散る」「片翼だけの天使」「悲愁物語」などがある。

著書に、「若草の歌」「葦笛」「わが青春の宝塚」「すみれ咲き愛みちて」「わが歌人生」など。

死因は胃癌であった。84歳。死後17年が経過した2014年、宝塚歌劇が100周年を迎えたことを記念して設立された「宝塚歌劇の殿堂」では、最初に選ばれた100人のうちの1人として殿堂入りしている。

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