夏川静枝

(なつかわしずえ)
女優。昭和時代に活躍した作曲家・指揮者である飯田信夫の妻。女優である夏川かほるの母。俳優である夏川大二郎の姉。紫綬褒章・勲四等宝冠章受章者。

幼少期から舞台や映画などで活躍。初舞台は7歳の時、子役として出演した「銀笛」であった。また、10歳の時には、初めて女優が登場したと言われている日本映画の1つ「生の輝き」に、弟である夏川大二郎と共に出演している。

その後、清純派女優として注目を集め始めたのは、岡田時彦が主演を務め、阿部豊監督がメガホンを取った「彼を繞る五人の女」への出演がきっかけだった。以後、1924年には、映画「街の子」において主役を務めるなど、数多くの映画やテレビドラマに出演し、人気を博した。

主な出演映画には、上述の「生の輝き」「彼を繞る五人の女」「街の子」を始め、「若い人」「心の太陽」「椿姫」「からたちの花」「黒い潮」「殉愛」「小島の春」「東京行進曲」「恋文」「杏っ子」「暖流」「この二人に幸あれ」などがある。

また、主な出演テレビドラマには、「野菊の墓」「二つの橋」「こころ」「竜馬がゆく」「赤穂浪士」「新・平家物語」「ただいま11人」「男は度胸」「妻と女の間」「あゝ同期の桜」「ひまわりの道」「風のような子供たち」「母の鈴」「太陽にほえろ!」「女の家庭」「血族」「夢千代日記」「続・夢千代日記」「新・夢千代日記」などがある。

死因は、腸閉塞であった。89歳。

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