渡辺はま子

(わたなべはまこ)
歌手。「おはまさん」などと呼ばれて親しまれた昭和を代表する女性流行歌手の1人。特に、戦時中においては歌によって混乱する人々を支え、その美貌とも相まって大きな人気を博した。デビュー曲は、日本ビクターから発売された「海鳴る空」。紫綬褒章・勲四等宝冠章受章者。

日本レコード大賞では、特別賞及び特別功労賞を受賞している。また、NHKの年末恒例イベント「紅白歌合戦」への出場は9回に及び、うち3回は紅組のトリを務めた。

代表曲は、「ひとり静」「支那の夜」「愛国の花」「とんがらかっちゃ駄目よ」「長崎のお蝶さん」「りぼんむすめ」「忘れちゃいやヨ」「明日の運命」「サヨンの鐘」「風は海から」「ほんのり花嫁」「雨のオランダ坂」「アデュー上海」「いつの日君帰る」「桑港のチャイナ街」「火の鳥」「ヨコハマ物語」「チャンウェイ・チャンウェイ」「そばの花咲く」「マンボ上海」「マンボ・チャイナ」「チャイナボート」「チャイナムーン」「あゝモンテンルパの丘に泣く」「あゝモンテンルパの夜は更けて」「マニラの夜」「薔薇色のブルース」「波止場のチャイナ娘」「懐かしのブエノスアイレス」「日本の母の詩」「サンライズ・イン・ヨコハマ」など多数。

晩年は、認知症の上に脳梗塞を患うなど、健康状態に支障をきたし、療養生活を送っていた。詳細な死因については公表されていない。89歳。

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