渡瀬恒彦

(わたせつねひこ)
俳優・歌手。女優である大原麗子の元夫。同じく俳優である渡哲也の弟。

数々の映画やサスペンスドラマ・刑事ドラマなどに出演し、人気を博した。代表作に「十津川警部」シリーズや「タクシードライバーの推理日誌」シリーズ、「警視庁捜査一課9係」シリーズなど。

その他の出演作品には、「殺し屋人別帳」「最後の特攻隊」「木枯し紋次郎」「昭和極道史」「麻薬売春Gメン」「ボディガード牙」「唐獅子警察」「狂った野獣」「皇帝のいない八月」「事件」「神様のくれた赤ん坊」「真夜中の招待状」「セーラー服と機関銃」「南極物語」「泪橋」「キャバレー」「首領になった男」「一杯のかけそば」「アンドロメディア」「時をかける少女」「釣りキチ三平」「育子からの手紙」などの映画や、「ゴールドアイ」「勝海舟」「かあさん堂々」「愛と喝采と」「少年はどこに消えた」「ふたりでひとり」「お父さん入門」「おしん」「私が死んだ夜」「刑事物語’85」「天と地と」「大忠臣蔵」「私は貝になりたい」「ボクの就職」「たにんどんぶり」「バブル」「長崎で消えた女」「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼(シリーズ)」「十手人」「世直し公務員(シリーズ)」「おみやさん(シリーズ)」「つぐない」「やまない雨はない」「SP 〜警視庁警護課(シリーズ)」「南極大陸」「おやじの背中」「よその歌・わたしの唄」「そして誰もいなくなった」などのテレビドラマがある。

また、歌手として発表したシングル曲には、「さすらい人別帳」「ごっかんブルース」「三千世界のブルース」「とんずらトンボ」「人間稼業」「静かにマイウェイ」「裸の王様」「だいこんおろしの歌」などがある。

受賞歴に、日本アカデミー賞(最優秀助演男優賞)、キネマ旬報賞(主演男優賞、助演男優賞)、ブルーリボン賞(助演男優賞)、報知映画賞(助演男優賞)など。

死因は、胆嚢癌による多臓器不全であった。72歳。晩年は、敗血症を発症し、入院治療生活を余儀なくされていた。しかしながら、治療の合間に台本を読み込むなど、仕事に対する意欲は全く衰えていなかったという。

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