チャールズ・シュルツ

漫画家(アメリカ)。「チャールズ・M・シュルツ」と表記されることも多い。議会名誉黄金勲章(アメリカ合衆国議会から国内外の文民に授与される最高位の勲章。「議会金章」「議会黄金勲章」などとも訳される)の受章者。フランス芸術勲章も受章している。

世界中で多くの人々から支持を集め、現在もなお高い人気を保っている漫画及びアニメ作品である「ピーナッツ」の作者として有名。作中に登場する少年「チャーリー・ブラウン」や、愛らしい犬のキャラクター「スヌーピー」で知られている。特に「スヌーピー」は、犬のキャラクターとしては世界一有名であるとも言われている。なお、「スヌーピー」はキャラクター名であって作品名ではないが、日本では多くの人が漫画作品の名称であると勘違いしていることもしばしば話題となる。

「ピーナッツ」の作品総数は18,000近くに及ぶとされており、掲載された雑誌は2,000を優に超え、世界記録としてギネスブックにも掲載されている。コミックの発行部数は4億超。

アメリカ合衆国の漫画家にとっては最高の栄誉となる「リューベン賞」の他、アメリカ放送界最高の栄誉とされ、放送界のピューリッツァー賞とも呼ばれる「ピーボディ賞」や、音楽界におけるグラミー賞・映画界におけるアカデミー賞に相当する権威を持つ文化賞の1つ「エミー賞」、イタリア文化大臣功労賞など、数々の受賞歴がある。

「ピーナッツ」以外の作品には、「リル・フォークス」があるが、これはキャラクターとしてチャーリー・ブラウンという名の少年やその犬などが登場し、まさに「ピーナッツ」の前身と言える作品であった。

死因は、結腸癌だった。77歳。奇しくも「ピーナッツ」の最終回が発表される前日に亡くなった。晩年は、心臓のバイパス手術を受けるなど、健康に不安を抱えている状態であった。

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