小渕恵三

(おぶちけいぞう)
政治家・衆議院議員(12期)・元内閣総理大臣(第84代)。同じく政治家・衆議院議員である小渕優子、及びイラストレーター・ファッションデザイナー・グラフィックデザイナー・随筆家である小渕暁子の父。政治運動家・環境保護運動家である小渕千鶴子の夫。政治家・衆議院議員であった小渕光平の息子。正二位大勲位菊花大綬章受章者。ブラジル連邦共和国南十字星国家勲章も受章している。

穏やかな性格で敵を作らず、「人柄の小渕」と呼ばれた。内閣総理大臣に登り詰めるまで、内閣官房長官・外務大臣・総理府総務長官・沖縄開発庁長官・自由民主党幹事長・自由民主党総裁・建設政務次官・郵政政務次官などを歴任してきた。

官房長官時代には、「平成」と書かれたボードを掲げて「新しい元号は平成であります」との発言と共に昭和天皇の崩御に伴う新元号を発表し、「平成おじさん」として親しまれることとなった。

また、内閣総理大臣時代には、数々の著名人に唐突に電話をかけ、あまりにフランクに話すために大きな話題となり、「ブッチホン」なる造語も生まれた。テレビ朝日の報道番組「サンデープロジェクト」や、日本テレビの情報番組「ズームイン!!朝!」の生放送中に、突然電話をかけてきたこともあった。

著書に、「鈍牛 角を砥ぐ」「石油と砂漠と人間と」「三十九人目の大蔵委員長」などがある。

病院にて死去。死因は、脳梗塞であった。62歳。

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