小田久郎

(おだきゅうろう)
実業家・企業家。詩の専門出版社「思潮社」創業者・元代表。

戦後における現代詩の興隆に尽力し、ブームを生んだ詩人の一人。思潮社を創業後、自ら詩集「一〇枚の地図」を出すなど詩作に精を出したが、後に編集に専念、詩誌「現代詩手帖」を創刊した。また、鮎川信夫賞・高見順賞の創設においても中心的人物として尽力した。

著書に「戦後詩壇私史」があり、これにより歴程賞・大仏次郎賞を受賞。また、思潮社は菊池寛賞を受賞している。

死因は、肺炎であった。90歳。本人の遺志により、発表は1周忌を終えた後、2023年3月発売の「現代詩手帖」4月号にて発表された。

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