水島新司

(みずしましんじ)
漫画家。元タレント・俳優である水島新太郎の父。紫綬褒章・旭日小綬章受章者。

代表的な作品には、5,000万部に迫る累計発行部数を記録している「ドカベン」や、最も長期に渡って連載が続けられたスポーツ漫画と言われている「あぶさん」などがあり、これらを始めとする野球をテーマとした漫画を生み出す第一人者として知られている。その功績が称えられ、野球殿堂の「特別表彰候補者」として名前が挙がるほど(本人の辞退もあり実現はならず)。

2018年の時点で、週刊少年誌に連載を持つ漫画家として現役最年長を誇っていた(「タッチ」「みゆき」「ナイン」「H2」「MIX」などで有名なあだち充氏よりも12歳年上)。

2020年に、63年間続けてきた漫画家生活からの引退を発表。

発表した作品には、上述した「ドカベン」や「あぶさん」を始め、「野球狂の詩」「アルプスくん」「がんばれドリンカーズ」「球道くん」「一球さん」「ストッパー」「大甲子園」「先発完投」「たそがれのキー太郎」「虹を呼ぶ男」「新・野球狂の詩」「野球大将ゲンちゃん」「へい!ジャンボ」「白球の詩」「父ちゃんの王将」「でっかいチビ」「ダントツ」「野球どアホウ伝」など、多数。

「徹子の部屋」「テレビ探偵団」「関口宏の東京フレンドパークII」など、たびたびメディアにも出演し、自らの半生を語るなどした。また、1977年に「ドカベン」や「野球狂の詩」が映画化された際には、自ら出演も果たしている。

主な受賞歴に、講談社出版文化賞(児童漫画部門)、小学館漫画賞、日本漫画家協会賞(文部科学大臣賞)など、多数。

東京都内にある病院にて死去。死因は、肺炎であった。82歳。

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