井上大輔

(いのうえだいすけ)
ミュージシャン・歌手・作曲家・サックスプレイヤー。グループ・サウンズとして1960年代に絶大なる人気を博し、一世を風靡した「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のメンバーとして有名。当時は、本名である「井上忠夫」名義で活動していた。作曲家としても、数々のヒット作品を残している。

ソロとしての発表シングルには、「水中花」「男と女の星座」「アットホーム」「ああ、君はすべてが新しい」「キャッチ・ザ・サン」「めぐりあい」「家族の神話」「I FEEL COKE」「SPARKLIN’ GIRL」「TAKAKO」「遊びきれない休めない」「アイ・フォール・イン・ラヴ」「未来よ君は美しい」「約束しなくても」「言葉がヘタだから」などがある。

また、発表アルバム(ライブ盤・セルフカバーを含む)には、「水中花(井上忠夫ファースト)」「DANCING SHADOWS」「FERMENT」「DAISUKE」「DAISUKE II」「SAPPHIRE BLUE」「PINK」「TEN YEARS AFTER」「MOONLIGHT REVIEW」などがある。

作曲家として提供した楽曲には、「美しい朝がきます」(アグネス・チャン)、「瞳にSTORM」(浅香唯)、「Mellow Mellow」(網浜直子)、「気ままにREFLECTION」(杏里)、「昨日のおんな」(いしだあゆみ)、「プリテンダー」(岩崎良美)、「愛を奪って 心縛って」(Wink)、「ディセンバー・メモリー」(荻野目洋子)、「若い日のひととき」(キャンディーズ)、「プロフィール」(倉沢淳美)、「クライマックス御一緒に」(小泉今日子)、「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)、「夏の誘惑」(西城秀樹)、「きめてやる今夜」(沢田研二)、「NAI・NAI16」(シブがき隊)、「春だから」(島田奈美)、「指先のロンリネス」(仙道敦子)、「雨の六本木」(DEEN)、「夜のフェリーボート」(テレサ・テン)、「Little Party」(中森明菜)、「METALLIC MOTHER」(NOKKO)、「アクセス」(福山雅治)、「太陽と私」(美空ひばり)、「風のマドリガル」(南野陽子)、「スターライト・セレナーデ」(山瀬まみ)、「どうにかなるさ」(吉田栄作)、「白いバスケット・シューズ」(芳本美代子)、「め組のひと」(ラッツ&スター)、「スイートワルツの流れる川に」(由紀さおり)、「微妙なとこネ」(松居直美)、「妖精ポピンズ」(ポピンズ)、「学園天国」(フィンガー5)、「日暮れどき」(林寛子)、「殿キンの新東京行進曲」(殿様キングス)、「J・Jがいた夏」(島崎和歌子)など、枚挙に暇がない。

死因は、自宅での自殺だった。58歳。晩年は、網膜剥離に悩まされていた他、健康状態の思わしくない妻の看病に疲れてしまったためと言われている。なお、翌年には妻も自殺と思われる状態で自宅にて発見された。

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