イ・ウンジュ

女優(韓国)。

檀国大学校映画演劇学科を卒業しているが、映画出演を夢見て女優の道を歩みだしたのは高校時代に遡り、1998年にSBS(旧ソウル放送)のテレビドラマ「白夜3.98」に出演している。さらに1999年には映画「紅鱒」にも出演して銀幕デビューを果たした。清々しい美しさを持ち合わせながら、どこか影を感じる雰囲気が印象的な女優として注目を集めた。

出演した代表的な映画には、上述した「紅鱒」を始め、主役を務めた「オー!スジョン」や、同じく主役を演じ、カン・ジェギュが監督を務めた「ブラザーフッド」などがある。その他、「バンジージャンプする」「オー!マイDJ」「THE KISEI 寄生」「永遠の片想い」「白い部屋」「愛と、死を見つめて」「スカーレットレター(遺作)」など。

出演したテレビドラマは、上述した「白夜3.98」の他、「カイスト」「怒った顔で振り返れ」「火の鳥」など。

受賞歴に、「韓国のアカデミー賞」と称される大鐘賞(大鐘賞映画祭)新人女優賞(2001年、主役を務めた「オー!スジョン」にて)などがある。

自宅マンションにて死去。死因は、自殺であった。24歳。遺作となってしまった映画「スカーレットレター」にて、ベッドシーンを強制的に演じさせられたことが鬱病や不眠症を誘発し、苦しんでいたという。チャン・ドンゴンやイ・ビョンホンなど、数々のトップスターの相手役(ヒロイン)を務め、今後がますます期待されていた矢先の訃報となってしまった。

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