忌野清志郎

(いまわのきよしろう)
ミュージシャン・俳優・タレント。「ザ・キング・オブ・ロック」と称えられ、日本全国に数多くの崇拝者を抱える大御所ミュージシャンである。アメリカ合衆国・テネシー州西端にあるメンフィスの名誉市民でもある。

「King of Live」や「King of Rock」などの異名を取りながら、日本語によるロックの確立に多大なる影響を及ぼした人気ロック・バンド「RCサクセション」の中心人物として有名。その他、「ラフィータフィー」「忌野清志郎 Little Screaming Revue」「DANGER」「ローリング・ミストーンズ・レビュー」「THE TIMERS」「サディスティック・ミカ・バンド」「トーサンズ」「ラフィータフィー」「清志郎・泉谷・スパイスマーケット」「LOVE JETS」「ミツキヨ」など、数多くのバンドを結成、ロック・ミュージックシーンを牽引してきた。

発表した主なシングルに、「い・け・な・いルージュマジック」「デイ・ドリーム・ビリーバー」「E-JAN」「パパの歌」「ロックン仁義」「パパの手の歌」「日本の人」「サラリーマン」「プライベート」「パーティーをぬけだそう!」「ブーアの森へ 」「QTU」「ガンバレ日本」「強烈ロマンス」「宇宙大シャッフル」「青い星」「ONABE」「UFO神社」「雨あがりの夜空に35」「愛を謳おう」「走れ何処までも」「Oh!RADIO」など、多数。

また、数々の他のアーティストにも楽曲を提供した。その作品には、「帰れない二人」(井上陽水)、「STAY GOLD」(エレファントラブ)、「非常ベルなビル」(加部正義)、「愛し合えるベッドに・・・」(カルメン・マキ)、「ねがえり」(来生たかお)、「KI・MA・GU・RE」(沢田研二)、「弱い僕だから」(SMAP)、「危ないふたり」「おぼえてること」(竹中直人)、「ベジタリアン・ルンバ」(ダチョウ俱楽部)、「何度も夢の中でくり返すラブ・ソング」(TOKIO)、「羊」(永瀬正敏)、「STAR PILOT」(中森明菜)、「月光バスボーイ」(間寛平)、「サムライ・ロックス」(BLACK JAXX)、「あなたと、熱帯」(MINAKO with WILD CATS)、「モービル」(ミッキー・カーチス)、「愛の行方」(山下久美子)、「こころのボーナス」(吉田拓郎)、「ダンスミュージック☆あいつ」(Leyona)、「坂道」(ワタナベイビー)など、枚挙に暇がない。

また、ミュージシャンとしてはもちろん、俳優・タレントとして出演したテレビ番組には、「天才たけしの元気が出るテレビ」「オレたちひょうきん族」「ミュージックステーション」「Ryu’s Bar 気ままにいい夜」「笑っていいとも」「G-STAGE」「ヒットパレード90’s」「新日本探訪」「ノックは無用」「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」「LOVE LOVE あいしてる」「おとこのこ おんなのこ」「水曜どうでしょう」「スタジオパークからこんにちは」「ニュースステーション」「たけしの誰でもピカソ」「二十一世紀の音霊」「ミュージック・カクテル」「徹子の部屋」「ポップジャム」「僕らの音楽」「おもいッきりイイ!!テレビ」「愛しあってるかい?」「筑紫哲也 NEWS23」「デザートはあなた」「マンハッタンラブストーリー」「ギフト」「もっと恋セヨ乙女」「野ブタ。をプロデュース」「スポンジ・ボブ」「社長をだせ!」など、多数。

映画作品では、「お墓と離婚」「カタクリ家の幸福」「不確かなメロディー」「恋の門」「妖怪大戦争」「サヨナラCOLOR」「1980」「たみおのしあわせ」「さくらん」「ロックン・ロール・ショー The FILM」「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」などがある。

受賞歴に、日本アカデミー賞(最優秀音楽賞)、日本レコード大賞(優秀アルバム賞、特別功労賞)など。

死因は、癌性リンパ管症であった。58歳。喉頭癌を発症し、左腸骨へも転移していたという。癌の摘出手術を行うことで声が出なくなり音楽活動が継続できなくなることを懸念し、抗癌剤や放射線による治療を3年ほど継続していた。

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