平山郁夫

(ひらやまいくお)
画家・教育者。特に仏教をテーマとした日本画において多くの作品を残した。東京都台東区に本拠を構える国立大学「東京藝術大学」名誉教授。2004年に設立された「平山郁夫シルクロード美術館」の館長である平山美知子の夫。古代生物学者で、早稲田大学教授・サイバー大学客員教授である平山廉の父。元海上自衛官で、1997年に開館した「平山郁夫美術館」の館長である平山助成の兄。文化勲章、及びフランスのレジオン・ド・ヌール勲章受章者。文化功労者。

上述した東京藝術大学名誉教授の他、東京藝術大学学長、文化財保護振興財団理事長、世界平和アピール七人委員会委員、日本育英会会長、日中友好協会会長、東京国立博物館特任館長、日韓友情年日本側実行委員長などの要職を歴任してきた。

代表的な絵画作品には、「祇園精舎」「入涅槃幻想」「大唐西域壁画」「仏教伝来」などがある。

画集では、「西から東へ」「シルクロード幻想」「平山郁夫シルクロード素描集」「大和の古寺」「ガンダーラとモヘンジョダロ」「平山郁夫自選画集」「平山郁夫全集」「吉備路を描く」「楼蘭紀行」「安芸路を描く」「出雲路古代幻想」「シルクロード西へ」「シルクロード東へ」「平山郁夫全版画集」「平山郁夫平成の画業」「薬師寺玄奘三蔵院大壁画」「平成洛中洛外図」「平山郁夫の旅」「私の選んだ国宝絵画」などがある。

また、主な著書(共著を含む)に、「シルクロードの美と心」「一本の道」「シルクロード変幻」「シルクロード幻想の旅」「私のスケッチ技法」「アレキサンダーの道」「西から東にかけて」「遥かなる旅」「永遠の道」「シルクロードをゆく」「心にのこる仏たち」「日本文化とこころ」「私の青春物語」「絵と心」「世界遺産のいま」「平和への祈り」「永遠のシルクロード」「ヨーロッパ旅情」「日本の心を語る」「平山郁夫の世界」「ぶれない」「文化財赤十字の旗」など、多数。

主な受賞歴に、日本美術院賞(大観賞)、文部大臣賞、内閣総理大臣賞、マグサイサイ賞、朝日賞、文化交流貢献賞、モンブラン国際文化賞など、多数。

東京都内にある病院にて死去。死因は、脳梗塞であった。79歳。

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