弘田三枝子

(ひろたみえこ)
歌手。「MICO(ミコ)」「パンチのミコちゃん」の愛称を持つ。「和製R&B娘」とも呼ばれ、和製ポップスにおいて大きなインパクトを与えた。桑田佳祐・竹内まりや・山下達郎・大瀧詠一といった大御所ミュージシャンたちも多大な影響を受けたとされている。日本人歌手で初となる「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」出演で「ポップスクィーン」と評されるなど、国民的な人気を誇った。

代表曲に「子供ぢゃないの」「すてきな16才」「ミコのジングル・ベル」「私のベイビー」「ホワイト・クリスマス」「世界の国からこんにちは」「人形の家」など。そのほか、「カモン・ダンス」「かっこいいツイスト」「想い出の冬休み」「ゆるしてゆるして」「寝不足なの」「涙のゴスペル」「若い街角」「ダンケシェーン」「恋のレッスン」「ナポリは恋人」「はじめての恋人」「道」「スーベニールス」「夜明けの海」「瞳の中の私」「恋はノン・ストップ」「黒いブーツと皮ジャンパー」「南国の愛の星」「涙のドライヴ」「私が死んだら」「人形の家」「ロダンの肖像」「裏庭の出来事」「バラキのテーマ」「胸さわぎ」「マイ・メモリィ」「愛のNOKORIGA」「悲しい恋をしてきたの」など、発表したシングル曲には枚挙に暇がない。

「若さで行こう」「セブンティーン」「OK横丁に集れ」などのバラエティ番組や、「シャボン玉ミコちゃん」「花の番地」「発車、オーライ!」「泣いてたまるか」などのテレビドラマ、「独立美人隊」「魚河岸の旋風娘」「栄光の黒豹」「開運旅行」「華やかな女豹」といった映画などへの出演歴もある。

著書に、「マインド・ビューティ痩身法」「ミコのカロリーBook」など。

受賞歴に、日本レコード大賞(歌唱賞、特別功労賞)を始め、東京国際歌謡音楽祭歌唱賞などがある。また、大晦日恒例イベントとなるNHKの歌番組「紅白歌合戦」には、8回の出場歴を誇る。

千葉県内にある病院にて死去。死因は、心不全であった。73歳。自宅にて突然倒れ、緊急搬送されたものの、翌日に亡くなってしまった。

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