シルヴィア

歌手。大阪府中河内地域に位置する東大阪市出身で、「松田理恵子」(まつだりえこ)を本名とする日本人女性である。歌手・シンガーソングライター・ラジオプロデューサーである中山貴大の母。

1960年代から長きに渡って活躍している音楽バンド「ロス・インディオス」に、女性として初めてのヴォーカリストとして参加したことで有名。「ロス・インディオス&シルヴィア」として1979年に発表したデビュー曲「別れても好きな人」は、老若男女を問わず数多くの国民に親しまれ、ミリオンセラーとなった。以後、主にムード歌謡のジャンルにおいて数多くの楽曲を発表。菅原洋一、エド山口、三輪一雄、東京プリンなど、他アーティストとのデュエット曲も数知れない。

NHK(日本放送協会)が大晦日に開催している毎年恒例の大規模音楽イベント「紅白歌合戦」にも、1980年から1983年まで、4度の連続出場を果たしている。

代表曲には、上述した「別れても好きな人」を始め、「それぞれの原宿」「雨にしのんで」「うそよ今夜も」「愛のキャラバン」「アマン」「二股の女」「能登空港」「東京の男が好きなんか」「愛の街」「ムードコーラス命です。」などがある。

そのほか、「タカノユリビューティクリニック」「味の素のほんだし」などのテレビCM出演や、テレビ朝日系列で放送されたテレビドラマ「新・女捜査官」などへの出演、「週刊プレイボーイ」「GORO」といった雑誌でのグラビア披露など、多方面に渡って幅広く活躍した。

東京都港区にある病院にて死去。死因は、肺癌であった。52歳。

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