ニコール・ウィリアムソン

俳優(イギリス)。日本語では、ファーストネームを「ニコル」と伸ばさない形とした「ニコル・ウィリアムソン」との表記も多い。西部劇ドラマなどに出演していた女優であるジル・タウンゼントの元夫。

当初は、イギリスにおけるルネサンス期の演劇を代表する劇作家「ウィリアム・シェイクスピア」の演劇を中心に舞台公演を数多くこなしていたが、演技力の高さが評価され、映画やテレビドラマなどにも出演するようになった。主役はもちろん、バイプレイヤーであっても独特の存在感を示す演技派の役者として人気を博した。

代表的な出演映画に、ハーバート・ロスが監督を務め、アラン・アーキンやロバート・デュヴァルが出演した1976年の映画「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」などがある。なお、本作品は、アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズの作風を模倣して生まれたニコラス・メイヤーの小説作品「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」を原作としたもの。ニコラス・メイヤーは、本作品でも脚本を担当している。

そのほかの出演映画には、「悪魔のような恋人」「愛と死のエルサレム」「ケープタウン」「サタンの誘惑」「ハムレット」「グッバイ・ガール」「ヒューマン・ファクター」「恐るべき訪問者」「エクスカリバー」「エクソシスト3」「ブラック・ウィドー」「スポーン」「たのしい川べ」「オズ」などがある。

テレビシリーズやテレビ映画には、「サハロフ」「マクベス」「ガンジーと総督 – 自由への長い道」「コロンブス」「刑事コロンボ」などがある。

死因は、食道癌であった。75歳。同病を患い、2年ほど闘病生活を送っていたという。

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