（しまくらちよこ）
歌手（歌謡曲・演歌）。数々のヒット曲のみならず、飾らない素朴な人柄でもお茶の間の人気を博し、仕事仲間やファンからは、「おちよさん」などと呼ばれて親しまれた。
代表的な発表曲には、「この世の花」「東京だョおっ母さん」「逢いたいなァあの人に」「人生いろいろ」などがある。NHK紅白歌合戦30回連続出場、紫綬褒章受章など、輝かしい業績でも有名。
そのほかの発表シングルに、「乙女船」「おもいでの花」「さすらいの浜辺」「東京の人さようなら」「花嫁峠」「永遠に答えず」「初恋の人さようなら」「北京の小鳥売り」「からたち日記」「おもいで日記」「白い小ゆびの歌」「遠い人」「花散る下田」「マツリカの花言葉」「恋しているんだもん」「すずらんの花」「お顔みたいな逢いたいな」「明日もきっといいことが」「七夕おどり」「愛の悲しさ」「あなたに私に雨が降る」「雨の降る日の午後でした」「むらさきの慕情」「武蔵野エレジー」「星影のエアー・ポート」「ニッポン音頭」「小鳥が来る街」「心ブラブラリはエヽヤナイカ」「夜道は一人じゃ帰れない」「新妻鏡」「赤坂の夜は更けて」「ほんきかしら」「クラブがはねたら」「そっとおしえて」「星より遠く別れても」「女の幸せ」「いのちある限り」「愛のさざなみ」「わかれ」「あの波の果てまで」「ふるさとの子守唄」「この愛が終るなんて」「願いが、もしも」「美しきは女の旅路」「花は生きている」「赤い自転車」「越前竹人形」「人生七ころび」「すいれん慕情」「あじさい旅情」「幸せのうしろ姿」「ミス仙台」「北の港で待つ女」「おじいさんおばあさんありがとう」「京都 北嵯峨 別れ寺」「女性」「弾き語り」「サーシャわが愛」「愛の砂漠」「女がひとり」「ためいき橋」「積木くずし」「夢飾り」「浅草メロドラマ」「心うきうき」「おんなの一生」「今日も初恋」「空蝉」「それ行けダイエーホークス音頭」「女の夢灯り」「夢おまもり」「昔も今も・・・女」「あの頃にとどけ」「木枯らしのクリスマス」「ときめきをさがしに」「花なら花らしく」「ヨコハマ・ビギン」「三日月慕情」「君」「風のみち」「ちよこまち」「それいけGoGo」「おかえりなさい」「風になる」「愛するあなたへの手紙」「私の小さな幸せの花」「からたちの小径（遺作、歌手生活60周年・記念曲）」など、多数。
アルバムでは、「千代ちゃんの一日」「千代ちゃんと私のうた」「千代ちゃんのうた」「島倉千代子の恋しているんだもん」「千代ちゃんの抒情詩集」「千代ちゃんのさよならとさよなら」「島倉千代子服部メロディを歌う」「美しきは女の旅路」「恋と涙と母さんと」「抒情歌謡50年」「古賀メロディを歌う」「激動の昭和に生きた女」「島倉千代子こころの演歌」「男を唄う」「女を唄う」「ためいき橋」「LOVE SONG」「千代ちゃんの童謡集」「ハワイアンによる千代ちゃんとあなたの歌」など、こちらも多数。
著書に、「歌ごよみ」「花のいのち」「島倉家 – これが私の遺言」など。
そのほか、「積木くずし」「心はロンリー気持ちは「・・・」」「女子刑務所東3号棟」などのテレビドラマや、「午後は○○おもいッきりテレビ」「全員正解あたりまえ！クイズ」などのバラエティ番組・情報番組・クイズ番組、「東京の人さようなら」「あんみつ姫の武者修業」「サード」「太陽に突っ走れ」などの映画、「出前一丁（日清食品株式会社）」「リソグラフ（理想科学工業株式会社）」といったテレビCMなどでも活躍した。
東京都目黒区にある病院にて死去。死因は、肝臓癌であった。75歳。3年近く前より、持病である慢性肝炎が進行し、さらには肝臓癌を患う中、手術や入退院を繰り返しながら精力的に仕事をこなしていた。体調悪化のため再入院していたが、容体が急変し、入院から2日後、事務所関係者に見守られながら静かに息を引き取ったという。
