マリー・ルイーズ・カルヴェン

ファッションデザイナー。フランスのファッション業界の第一人者として有名。

1909年にフランスの中西部・ヴィエンヌに生まれ、パリ国立高等美術学校でインテリアデザインなどを学ぶ一方で、独学によりファッションデザインを習得、女性向け衣服を創作する。1945年には、シャンゼリゼにメゾン(ファッション店)である「カルヴェン」を設立。手掛けたドレスは著名な女優や歌手を始め数々のパリジェンヌに愛されたほか、日本でも流通した。また、女性向けのみならずメンズも手掛けるようになり、さらには香水・子供服・水着など、さまざまなジャンルへラインアップを拡大。いずれも優れたデザインで多くの人々から人気を博した。

80代前半でデザイナー業は引退したものの、その後もギメ美術館やルーブル美術館などのメセナ(文化・芸術文化活動に対する支援)に尽力するなど、精力的に活動を続けた。2010年には、レジオンドヌール勲章(コマンドゥール)を授与されている。

自宅にて死去。死因などの詳細は不明となっている。105歳。

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