パット・エデリー

元騎手・競馬調教師（アイルランド）。1986年に「ジャパンカップ」を制したジュピターアイランドの騎手だったことなどで有名。

1952年、アイルランド東部にあるレンスター地方のキルデア県に生まれ、1967年に騎手としてデビュー。上述の通り1986年に日本中央競馬会（JRA）が催行する人気重賞競走（GI）の1つ「ジャパンカップ」を制したほか、翌1987年には同じくJRAの国際騎手招待競走シリーズ「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」でも騎乗するなど、日本でも馴染みの深い騎手として人気を博した。2003年に現役を引退、2005年に調教師のライセンスを取得して、調教師となった。

主な勝鞍（優勝レース）には、上述した日本のレースである「ジャパンカップ」や、「アイリッシュセントレジャー」「フェニックスステークス」など母国アイルランドのレースを始め、「1000ギニー」「クイーンアンステークス」「ゴールドカップ」「コロネーションカップ」「コロネーションステークス」「エプソムダービー」「ファルマスステークス」「レーシングポストトロフィー」などイギリスのレース、「ヴェルメイユ賞」「プール・デッセ・デ・プーリッシュ」「ジャック・ル・マロワ賞」「モーリス・ド・ゲスト賞」などフランスのレース、「バイエルンツフトレネン」などドイツのレース、「カナディアンインターナショナルステークス」などカナダのレース、「ブリーダーズカップ・スプリント」「アーリントンミリオン」といったアメリカのレースなどがあり、世界各国で幅広く活躍した。