映画監督・脚本家(イタリア)。「醜い奴、汚い奴、悪い奴」「特別な一日」「ル・バル」などの作品で知られている。
1931年、イタリア共和国カンパニア州アヴェッリーノ県トレヴィーコ生まれ。弱冠20歳にして脚本家デビューを果たし、1950年代に数多くの作品において脚本を手掛けた。1964年には、「もしお許し願えれば女について話しましょう」(原題:Se permettete parliamo di donne)で映画監督デビューも成し遂げ、当作品はイタリア式コメディの傑作として高く評価された。
監督した作品には、上述した「醜い奴、汚い奴、悪い奴」「特別な一日」「ル・バル」や、デビュー作である「もしお許し願えれば女について話しましょう」のほか、「ジェラシー」「あんなに愛しあったのに」「テラス」「マカロニ」「ヴァレンヌの夜」「ラ・ファミリア」「BARに灯ともる頃」「スプレンドール」「ローマの人々」「星降る夜のリストランテ」「フェデリコという不思議な存在」などがある。
脚本を手掛けた作品では、デビュー作である「半世紀の歌」(原題:Canzoni di mezzo secolo)を始め、「三月生まれ」「気ままな情事」「アデュアと仲間たち」など。
主な受賞歴に、ヴェネツィア国際映画祭(監督・ばんざい!賞、国際カトリック映画事務局賞)、カンヌ国際映画祭(脚本賞、監督賞)、ベルリン国際映画祭(銀熊賞)、セザール賞(外国映画賞、監督賞)など、多数。
イタリア・ローマ市内にある病院にて死去。死因は、病気であった。具体的な病名などの詳細は不明。84歳。