マービン・ミンスキー

コンピュータ科学者・認知科学者・人工知能研究者(アメリカ)。特に人工知能(AI)の分野で名を馳せ、「人工知能の父」と呼ばれた。マサチューセッツ工科大学の人工知能研究所を創設した1人として有名なほか、1956年7~8月に開催され、人工知能という学術研究分野を確立した世界的な会議「ダートマス会議」の発起人としても知られている。なお、「マーヴィン・ミンスキー」と表記されることも多い。

1927年、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。海軍での兵役生活などを経て、1950年にハーバード大学を卒業。1958年、マサチューセッツ工科大学に所属。1959年には、同じく人工知能研究家で計算機科学者でもあり、プログラミング言語「LISP」を開発したジョン・マッカーシーとともに、「MIT(マサチューセッツ工科大学)コンピュータ科学・人工知能研究所」の前身となる研究所を設立した。以後、マサチューセッツ工科大学にて、計算機科学や電気工学の教授を務めたほか、Extropy Institute諮問委員やkynamatrix Research Network理事などの要職も歴任。

著書に、「計算機の数学的理論」「パーセプトロン – パターン認識理論への道」「ミンスキー博士の脳の探検」「心の社会」「創造する心 – これからの教育に必要なこと」「Artificial Intelligence」「Neural Nets and the Brain Model Problem」「Robotics, Doubleday」などがある。

主な受賞歴に、日本国際賞、チューリング賞、R・W・ウッド賞、ダン・デイヴィッド賞、コンピュータ歴史博物館フェロー、ベンジャミン・フランクリン・メダルなど、多数。

死因は、脳溢血であった。88歳。

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