(おやまだいく)
漫画家。同じく漫画家のたがみよしひさの兄。代表的な作品に「すくらっぷ・ブック」などがあり、多くのファンから熱烈な人気を集めている。独特の作風で描くホラー作品も数多い。当初は、本名である「田上勝久」(たがみかつひさ)名義で活動していた。
1956年、長野県小諸市に生まれ、長野市にある長野工業高等専門学校を卒業後の1979年、「五百羅漢」で「別冊ビッグコミック」にてデビューを果たす。同年、「小山田いく」のペンネームにて、「週刊少年チャンピオン」に短編を発表。1980年には、青春ラブ・コメディ作品である上述の「すくらっぷ・ブック」で連載を抱えるようになる。
そのほかの作品に、「星のローカス」「ウッド・ノート」「ぶるうピーター」「きまぐれ乗車券」「ろこモーション」「霊能バトル」「風の宿」「クイーンビー」「迷い家ステーション」「マリオネット師」「むじな注意報!」「青色学級」「生命のダイアリー」「臨死界より」「あの悪魔」「紅い十字路」「最下層淫売遊女」「稲川淳二の最新・怖い話」「奇跡のスピリチュアル・パワー – 驚異のヒーラー旭太郎」「最下層淫売遊女」「道はコンチェルト」「五百羅漢」「魑魅(すだま)」などがある。
長野県小諸市にある自宅にて死去。死因などの詳細は不明であるが、その後、弟であるたがみよしひさが発表した作品「欠片の記憶」中に、「肝硬変で死んだ・・・」との記述がある。59歳。自宅にて倒れ、既に亡くなっているところを発見された。なお、正確な死去日時が不明のため、当サイトでは便宜上、日付は発見日としている。