ハンス=ディートリヒ・ゲンシャー

政治家(ドイツ)。副首相兼外務大臣を長く務め、東西冷戦終結及び東西ドイツ統一に貢献したことで有名。そのほか、自由民主党(FDP)党首を始め、同党議員団事務局長、内務大臣なども歴任した。ドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字星大綬章、およびレジオンドヌール勲章大十字章受章者。

1927年、ドイツ連邦共和国(東西分断時は東ドイツ)のハレ(ザーレ)近郊にあるライデブルク(現在のザクセン・アンハルト州ザール郡)に生まれ、兵役や法律事務所への勤務などを経て、1946年に東ドイツ自由民主党(LDPD)に参加する。1952年には西ベルリンに亡命したのち、自由民主党に入党。ブレーメンにおける同党青年部副代表となる。1965年、ドイツ連邦議会総選挙にヴッパータール1区より出馬し、初当選。政治家としての本格的な第一歩を踏み出す。以後、1998年に引退するまで、34年に渡って議席を維持していた。引退後は弁護士やコンサルタントとして活躍。外務大臣を務めていた経験を活かしながら、企業の国際問題などを扱っていた。

死因は、心不全であった。89歳。

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