クリス・エイモン

元レーシングドライバー(ニュージーランド)。1966年には、フランス西部の都市ル・マン近郊で行われる世界的に有名な四輪耐久レース「ル・マン24時間レース」にて優勝を果たしている。また、同年には「日本インディ200マイルレース」に出場するために日本も訪れている。一方で、国際自動車連盟主催の自動車レースの最高峰である「F1」では未勝利であり、「最強の未勝利ドライバー」と呼ばれた偉大な人物として知られる。

F1には、1963年にチーム・ロータスにてデビュー。当時まだ19歳であり、最年少記録として大きな話題となった。翌1964年にはオランダグランプリで初入賞(5位)を記録するなど活躍したが、それ以後は伸び悩み、上述のとおり優勝もできなかった。

F1での所属チームは、上述のチーム・ロータス(1963~1965年)を始め、ブラバム・モーターレーシング(1965~1966年)、クーパー・カー・カンパニー(1966年)、スクーデリア・フェラーリ(1967~1969年)、マーチ・エンジニアリング(1970年)、マトラ・オトモビル(1971~1972年)、テクノ(1973年)、ティレル・レーシング(1973年)、クリス・エイモン・レーシング(1974年)、ブリティッシュ・レーシング・モータース(1974年)、エンサイン(1975~1976年)、ウォルター・ウルフ・レーシング(1976年)と遷移し、通算で14年間(1963~1976年)活動した。

レーサーからの引退後は、家業である農業を親から引き継ぎ、母国ニュージーランドで暮らしていた。

死因は、癌であった。73歳。癌により闘病生活を送っていたが、復帰は叶わず死去した。

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