島木譲二

(しまきじょうじ)
お笑い芸人・俳優・元プロボクサー。吉本興業グループの芸能プロダクションであるよしもとクリエイティブ・エージェンシー(現在の吉本興業株式会社)に所属。

上半身裸で舞台に立って芸を披露することも多く、持ちネタにはゴリラのように胸板を高速で叩き続ける「大阪名物パチパチパンチ」や、灰皿で頭を叩く「ポコポコヘッド」、一斗缶に頭をぶつける「カンカンヘッド」などがある。この3つを連続で行うことも多かった。その他のネタに、「クルクルマシーン」「キックアンドキック」「スピードハット」「早口言葉真空投げ」「ピクピクトーク」「爆弾チョップ」など、多数。

言葉として発するセリフネタとしては、「かえるぴょこぴょこみこぽこぽ」「困った困ったこまどり姉妹」「ワンダフルフル、フルーツポンチ」「すっきりきりきり、キリマンジャロ」「まいったまいったマイケル・ジャクソン」「I can not 能登半島」「良かった良かった吉永小百合」「体がブルブルブルドッグ」「ノッてるノッてる藤原紀香」「ごめん、ラーメン、チャーシューメン」「はい、パパラッチ」などがある。

出演したお笑い番組・バラエティ番組は、毎日放送(MBS)で放送されている吉本新喜劇の公演中継番組「よしもと新喜劇」を始め、「超!よしもと新喜劇」「新春スターかくし芸大会」「夕焼けの松ちゃん浜ちゃん」「爆笑!ふれあいコメディ」「寛平の帰ってきたあっちこっち丁稚」「ようこそ!寛平のアヘアヘ爆笑王国」「寛平まつり2007」「寛平祭り2008FINAL」など、多数。

俳優として出演した映画には、リドリー・スコットが監督を務め、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアなど豪華ハリウッド俳優陣のほか、日本からも高倉健松田優作らが出演している1989年のアクション映画「ブラック・レイン」を始め、「ファンキー・モンキー・ティーチャー(シリーズ)」「極道の妻たち」「タコ焼き刑事」「大阪好日」「ハンコください!」「GO-CON!」「ココニイルコト」「夢はバラ色に」「かげろうお銀のお年寄りの交通安全」「ありがとう」「MIND GAME/マインド・ゲーム」「森の学校」などがある。

テレビドラマでは、「暴れん坊将軍VI」「サラリーマン金太郎」「水戸黄門」「貧窮貴公子 – 山田太郎ものがたり -」「ホームレス中学生2」「桜吹雪美人スリ三姉妹がいく」「鬼平犯科帳」「裸の大将放浪記」など。

そのほか、「バスカビ」(大日本除虫菊株式会社、通称「金鳥」)、「アリナミンV」(武田薬品工業株式会社)、「コードレス電話機」(京セラ株式会社)、「ビデオムービー」(日本ビクター株式会社、現在の株式会社JVCケンウッド)といったテレビCMなどでも活躍した。

大阪府大阪市内にある病院にて死去。死因は、脳溢血であった。72歳。5年ほど前より体調不良による通院治療を受けており、近年は芸能活動を休止の上、自宅治療に専念していた。

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