大塚勇三

(おおつかゆうぞう)
児童文学者・翻訳家。

「長くつ下のピッピ」「ピッピ 船にのる」「やかまし村の子どもたち」「やねの上のカールソン」などで知られるスウェーデンのフィクション作家・児童書編集者であるアストリッド・リンドグレーンの作品の翻訳を始め、アメリカやイギリス・ドイツ・北ヨーロッパなどにおける児童文学の翻訳に携わってきたことで有名。

翻訳した作品に「赤い月と暑い時」「あかずきん」「ハンニバルの象つかい」「小さなバイキング」「ラモンじいさん」「どこからかきた少女」「クルミわりとネズミの王さま」「トム・ソーヤーの冒険」「小さなスプーンおばさん」「くまのオートバイのり」「ハックルベリー・フィンの冒険」「ペーテルとペトラ」「スプーンおばさんのクリスマス」「しあわせのテントウムシ」「小さいおばけ」など多数。

また、翻訳とは別に、自らの作品である「うみのがくたい」「スーホの白い馬」「いしになったかりゅうど」「まじょのひ パプア・ニューギニアの昔話」「おおきなかぬー」などの著書もある。なお、モンゴルの民族楽器「馬頭琴」(モリンホール)の由来に纏わる物語である「スーホの白い馬」は、産経児童出版文化賞を受賞した。

死因は、肺炎であった。97歳。

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