金田正一

(かねだまさいち)
元プロ野球選手(投手)・監督・解説者・評論家・実業家。同じく元プロ野球選手である金田高義・金田星雄・金田留広らの兄。俳優である金田賢一の父。

日本のプロ野球史上、永久不滅の記録と言われている通算400勝を達成した投手としてあまりにも有名。国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)や読売ジャイアンツで活躍した。「カネやん」の愛称で呼ばれ、引退後は、ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の監督や日本プロ野球名球会初代会長を務めた他、解説者や評論家として、試合中継はもちろん、バラエティ番組・情報番組・テレビCMなどにも数多く登場するなど、広く国民に親しまれた。

通算400勝利の他、298の敗戦・4490の奪三振・5526回3分の2という投球イニング・64回3分の1という連続無失点イニング・14という開幕投手回数・22078という対戦打者・16シーズン連続100以上の奪三振・14シーズン連続20勝以上など、日本プロ野球史上、未だに破られていない記録を残している。当然、最多勝・最多奪三振・最優秀防御率などのタイトルも数多く獲得した。3者連続3球三振(史上2人目)、7者連続三振(当時のセ・リーグ記録)、8回の通算退場回数(当時の日本記録)など、印象深い記録も残している。背番号は34が多く、読売ジャイアンツでは永久欠番となっている。

「NHK紅白歌合戦」への審査員としての出演の他、「ドラフトクイズ」「なんでもやりまショー」「東芝ファミリーホール特ダネ登場!?」「経済ホットチャンネル」「サンデーモーニング」などのテレビ番組でも活躍した。「天國はどこだ」「赤いランプの終列車」「大学の合唱」「スパルタ教育くたばれ親父」「ドリーム・スタジアム」など、映画への出演歴もある。著書に、「やったるで!20年」「カネやんの八方破れ人生論 やる、やったれ、やったるで」「大物はつらいよ」など。

死因は、急性胆管炎による敗血症であった。86歳。亡くなる3ヶ月ほど前には、心筋梗塞と診断され入院生活を送ったこともあったが、その際は無事に退院していた。

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