緒方貞子

(おがたさだこ)
国際政治学者。政治学博士。上智大学名誉教授。世界中で人道支援に尽力した女性として有名。国際基督教大学准教授・独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長・独立行政法人国際協力機構特別顧問・国連人権委員会日本政府代表・国連難民高等弁務官(UNHCR)・アフガニスタン支援政府特別代表などを歴任した。模擬国連団体として組織された「模擬国連実行委員会」の発足者でもある。なお、国連難民高等弁務官は日本人として初めての就任だった。

イタリア金の鳩平和賞・フィラデルフィア自由賞・マグサイサイ賞平和・国際理解部門・ソウル平和賞・インディラ・ガンディー賞・フルブライト賞・後藤新平賞・地球市民賞などの受章歴あり。また、文化勲章・ドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字章・レジオンドヌール勲章・イタリア共和国功労勲章・北極星勲章・友好勲章・エレノア・ルーズベルト・ヴァルキル勲章・ラカンドゥラ勲章・オラニエ・ナッサウ勲章・聖マイケル・聖ジョージ勲章・アステカ鷲勲章・シカツナ勲章などを各国より受けている。さらに、文化功労者・東京都名誉都民でもある。

著書に「満州事変と政策の形成過程」「日本における国際組織研究」「難民つくらぬ世界へ」「私の仕事――国連難民高等弁務官の十年と平和の構築」「紛争と難民 緒方貞子の回想」「共に生きるということ be humane」「女性と復興支援 アフガニスタンの現場から」「聞き書 緒方貞子回顧録」など。

死因詳細不明。92歳。

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