小原伊佐美

(おばらいさみ)
元競馬調教師・元騎手。日本中央競馬会(JRA:Japan Racing Association)に所属していた。同じく元騎手で、調教助手を務める小原義之の父。

1961年、日本中央競馬会が管理する京都府京都市の京都競馬場にて騎手見習いとなり、翌1962年に騎手免許を取得。騎手としてデビューを果たす。1977年に騎手を引退するも、調教助手を経て、1979年には調教師免許を取得。1981年、51頭目の管理馬であるタマモコウリュウが阪神競馬場で勝利を挙げたほか、1987年にはタマモクロスが管理馬として重賞競走にて初勝利。翌1988年には、同じくタマモクロスが春の天皇賞を制してGI競走にて初勝利を挙げた上、宝塚記念と秋の天皇賞も制して1988年度代表馬に選ばれた。さらに当人も、同年度のJRA賞最多賞金獲得調教師として表彰を受けている。

騎手としての成績は、中央競馬通算で1,814戦174勝。重賞初勝利は1968年10月、ホウシュウヒカリに騎乗したタマツバキ記念だった。調教師としては、上述したタマモコウリュウやタマモクロスを始め、1999年のダイヤモンドステークスを制したタマモイナズマや、2008年のマーチステークスを制したナナヨーヒマワリなどを管理した。そのほかの管理馬には、ロンシャンボーイ、タマモモノノフ、ホクセイアンバー、タマモヒビキなど。

死因は、病気であるとされている。79歳。病名などの詳しいことは明らかになっていない。死去の事実は、12日ほどが経過してから一般社団法人日本調教師会・関西本部によって発表された。

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