オリヴァー・リード

俳優(イギリス)。日本では、多くオリバー・リードとも表記される。

プロボクサーやクロスカントリー選手、軍人など、数々の職業を経験したのち、俳優業に転身した当初は、ホラー映画のカルト的役者だった。マイケル・ウィナーが監督を務めた1968年の戦争映画「脱走山脈」などのヒットによってスターダムにのし上がることになる。

その後も数々のメジャー作品に出演して異色の存在感を放ったものの、逆にそれがホラー映画やB級映画に再び数多く呼ばれるきっかけになったのは大いなる皮肉である。

主な出演作品には、上述した「脱走山脈」を始め、「紳士同盟」「狂っちゃいねえぜ」「ジキル博士の二つの顔」「吸血狼男」「呪われた者たち」「オリバー!」「幽霊島」「世界殺人公社」「恋する女たち」「さらば荒野」「赤ちゃんよ永遠に」「ダーティウィークエンド」「そして誰もいなくなった」「三銃士」「四銃士」「ローヤル・フラッシュ」「トミー」「暗殺者を撃て」「王子と乞食」「砂漠のライオン」「オリバー・リード」「若草のふくらみ」「セカンド・チャンス 」「コロンブス」「漂流者/2人だけの島」「バロン」「バトル・ウォーズ」「新・三銃士/華麗なる勇者の冒険」「リベンジャー」「ペンデュラム」「地獄の女囚コマンド」「ミュータント・ハンド」「グラディエーター(遺作)」などがある。

映画の撮影中に急死。死因は、急性心不全であった。61歳。リドリー・スコットが監督を務めた大作歴史映画「グラディエーター」の撮影中の出来事だった。元々大酒飲みで幾多のトラブルを起こしてきたことで知られているが、当日もラム酒を大量に飲んで酔っていた上、腕相撲で何人もの相手を倒した末の心臓発作だったという。

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