美術収集家。京都嵯峨芸術大学芸術研究科客員教授。財団心遠館館長。
江戸時代の日本絵画、特に伊藤若冲や長沢芦雪といった画家が手掛けた作品のコレクションで有名。1953年に、伊藤若冲の「葡萄図」に心を奪われ、購入したのがきっかけ。
その他に、酒井抱一・円山応挙などもコレクションした。一連のコレクションにより、彼らの再評価に繋げた他、江戸絵画ブームの立役者にもなった。
国際交流基金賞・京都府文化賞特別功労賞・水田三喜男記念国際賞などの受賞歴あり。
また、NHKの「神の手をもつ絵師 若冲」（ハイビジョンスペシャル）・「伊藤若冲と江戸絵画」（Weekend Japanology）・「生命（いのち）の色を被災地へ ～若冲・奇跡の江戸絵画～」（クローズアップ現代）・「シリーズ アメリカ・秘蔵の江戸名画」（極上美の饗宴）や、テレビ東京の「伊藤若冲 「鳥獣花木図屏風」」（美の巨人たち）など、日本のメディアにも度々出演した。
死因は、老衰であった。93歳。
