津田耕治

(つだこうじ)
歌手・浪曲師。「津田耕次」(読み同じ)での活動歴もある。

愛知県一宮市に生まれ、岐阜工業高校を卒業後、1955年、浪花節の巨匠として知られる広沢菊春(2代目)に師事し、浪曲師としてデビュー。1959年には、広沢菊春の推薦により作曲家である長津義司にも師事。1963年にはクラウンレコードの専属歌手となり、主に「任侠歌謡」(にんきょうかよう)と呼ばれる分野で活躍した。1967年に公開された映画「河内遊侠伝」では、同名のテーマ曲を歌うとともに、「ツウやん」役で出演も果たしている。

発表した作品には、「河内遊侠伝」(「津田耕治ベスト」として同名のアルバムあり。日本クラウン創立55周年記念企画)を始め、「東海遊侠伝」「遊侠河内音頭」「月夜はきらい」「AZENBOの世界」「けだものの子守歌」「流転」「人生チャンスは三度ある」「河内ぞろ」「オトコノウタ」「権兵衛さん」「義兄弟」「裸祭り」「情炎」「切札」「河内番長」「兄弟喧嘩」「東海遊侠伝」「北海遊侠伝」「おんな遊侠伝」「昭和ひとけたなごり歌」などがある。

千葉県柏市にある自宅にて死去。死因は、悪性リンパ腫であった。88歳。死去の事実は、亡くなってから約11ヵ月が経過した2024年3月末に明らかとなった。

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