森村誠一

(もりむらせいいち)
作家・小説家。推理小説の他、ノンフィクションや現代小説・時代小説なども執筆する。戦争の実態を鋭く追及する社会派ミステリーの代表作「人間の証明」は、映画化されたことも相まって、770万部超の大ベストセラーとなった。

主な受賞歴に、江戸川乱歩賞・角川小説賞・小説現代ゴールデン読者賞・日本推理作家協会賞・吉川英治文学賞・加藤郁乎賞などがある。

代表作に、上述した「人間の証明」や、それに続く「青春の証明」「野性の証明」といった証明シリーズ3部作を始め、「棟居刑事シリーズ」「異型の白昼」「異型の街角」「悪魔の飽食」「社賊」「街」「駅」「山の屍」「悪の条件」「結婚の条件」「大都会」「高層の死角」「日本アルプス殺人事件」「暗黒流砂」「腐蝕の構造」「霧の神話」「蟲の楼閣」「誘鬼燈」「悪しき星座」「花の骸」「火の十字架」「伝説のない星座」「流氷の夜会」「純愛物語」「死海の伏流」「白夜の虹」「星の陣」「終列車」「青春の供花」「生前情交痕跡あり」「窓」「死都物語」「夜行列車」「誇りある被害者」「灯」「殺人の詩集」「七日間の休暇」「壁の目」「路」「死者の配達人」「夢魔」「ラストファミリー」「殺人倶楽部」「タクシー」「正義の証明」「炎の条件」「氷の人形」「祈りの証明」「黒の事件簿」「科学的管理法殺人事件」「肉食の食客」「残酷な視界」「雪の蛍」「シンデレラスター殺人事件」「影の祭り」「死の軌跡」「初夜の陰画」「殺意と遊ぶ少年」「地屍」「電話魔」「枕に足音が聞こえる」「魔性の群像」「空白の凶相」「二重死肉」「悪の狩人」「敗者の武士道」「人間の剣」「刺客請負人」「刺客街」「月光の刺客」「真説忠臣蔵」「悪道」「休眠用心棒」など多数。

また、小説以外の分野における作品には、「サラリーマン悪徳セミナー」「こんな社員は失格する」「勝ち残るビジネスマン」「経営学入門」「ケルンの一石」「イカロスは甦るか」「夢とロマンの共和国」「作家の条件」「小説道場」「文芸の条件」「老いる意味」「人生後半の愉しみ方」「60歳からの「生きる意味」」「ヒマラヤ物語」などがある。

推理小説のうち、証明シリーズ3部作を始め、多くの作品が映像化され、映画やテレビドラマとして公開された。

病院にて死去。死因は、肺炎であった。90歳。

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