小池邦夫

(こいけくにお)
書家・絵手紙作家。絵手紙の創始者として知られている。日本絵手紙協会名誉会長。

東京学芸大学・書道科の在学中に絵手紙に魅了され、卒業後、1975年に絵手紙作品展を開催、1978年から1979年にかけては、雑誌「銀花」の企画において年間6万枚の絵手紙を書いた。

1985年には、「日本絵手紙協会」を設立、さらには「絵手紙友の会」を発足。「下手でいい。下手がいい。」の合言葉と共に、手書きによる素朴な絵と文字で気持ちを表す絵手紙の普及に尽力した。2002年には、「小池邦夫の墨世界展」を開催、国際的にも活躍した。また、NHK教育テレビ番組「趣味悠々」への出演などによっても絵手紙の魅力を世の中に伝え続け、2009年には文化庁長官表彰を受けるなど高く評価されていた。

著書に、「絵手紙50年」などがある。

自宅にて死去。死因は、胃癌であった。82歳。

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