ライアン・オニール

俳優(アメリカ)。アメリカ合衆国西部太平洋岸のカリフォルニア州・ロサンゼルス出身。作家であったチャールズ・オニール、及び女優であったパトリシア・オニールの息子。

女優であるジョアンナ・ムーア、及びリー・テイラー=ヤングの元夫。ピーター・ボグダノヴィッチが監督を務めた1973年の映画「ペーパー・ムーン」などへの出演で知られる女優のテータム・オニール、及び俳優であるグリフィン・オニール、さらにはスポーツ記者であるパトリック・オニールの父。

元々はテレビドラマへの出演が多く、1964年から1969年にかけて放送されていた「ペイトンプレイス物語」におけるロドニー・ハリントン役などで人気を博したが、その後、映画の世界に活躍の場を移し、数多くの作品に出演、世界的な俳優となった。

特に、アーサー・ヒラーが監督を務めた1970年の恋愛映画「ある愛の詩」にオリバー・バレット4世役で出演したほか、上述した「ペーパー・ムーン」にて父娘共演を果たしたことなどで知られている。

また、私生活では、上述の通りジョアンナ・ムーアやリー・テイラー=ヤングと結婚・離婚を繰り返した後、女優であるファラ・フォーセットと未婚のまま、長年に渡って交際を続けていた。

出演した主なテレビシリーズやテレビ映画には、上述した「ペイトンプレイス物語」を始め、「グッド・スポーツ」「デスパレートな妻たち」「新ビバリーヒルズ青春白書」「BONES」「ファラ・フォーセット」「恐怖の復讐鬼」「たった一度のクリスマス」「オデッセイ2001」などがある。

また、出演した映画には、上述した「ある愛の詩」や「ペーパー・ムーン」のほか、「続・ある愛の詩」「悪女のたわむれ」「夕陽の挽歌」「おかしなおかしな大泥棒」「おかしなおかしな大追跡」「バリー・リンドン」「遠すぎた橋」「ザ・ドライバー」「パートナーズ」「ペーパー・ファミリー」「ワン・モア・タイム」「タフガイは踊らない」「アラン・スミシー・フィルム」「ザ・リスト」「エクスタシーをさがして」「ゼロ・エフェクト」「お坊ちゃまはラッパー志望」などがある。

死因などの詳細は未公表。82歳。2001年には慢性骨髄性白血病(CML)に罹っていることを公表したが、その後寛解。2012年には前立腺癌(ステージ2)を発症したことを公表している。

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