今江冬子

(いまえふゆこ)
女優。児童文学作家・翻訳家である今江祥智の娘。

主に舞台にてコメディエンヌとして活躍した。オフィススリーアイズに所属し、1993年より劇作家・演出家・映画監督であるケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が主宰を務める劇団「ナイロン100℃」の劇団員として活動していたことで知られている。なお、「ナイロン100℃」には、大倉孝二、松永玲子、犬山イヌコなどの俳優が所属している。

1963年、東京生まれ。高校時代に吉田日出子が主演した戯曲公演「上海バンスキング」を観て役者としての道を歩むことを志し、18歳で上京。串田和美が主宰していた自由劇場の研究生などを経て、1985年に「幻の水族館」で舞台デビューを果たす。以後、数々の舞台で活躍した。1988年には映画版の「上海バンスキング」にて、当人が役者を志すきっかけとなった女優である吉田日出子とも共演を果たしている。なお、2003年、妊娠したことを契機に、役者業は休止していた。

死因は、病気のためとされているが、病名などの詳細は明確になっていない。60歳。かねてより病気のために療養生活を送っていたという。死去の事実は、亡くなってから8日ほどが経過したのち、葬儀などが近親者によって行われたあとに発表された。

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