デュアン・エディ

ギタリスト・ミュージシャン。ロック黎明期における「トゥワング・サウンド」の第一人者として知られている。低音弦で奏でるドラマティックなメロディーと、エコーやビブラートを巧みに用いた唯一無二のサウンドで人々を魅了し、「キング・オブ・トゥワング」と呼ばれ人気を博した。

アメリカ合衆国・ニューヨーク州のコーニングで生まれ、5歳からギターを始める。以後、独学で腕を磨きながら着々とキャリアを積み上げてきた。世界中で1億枚以上のレコード売り上げを誇り、そのサウンドはジョージ・ハリスンやブルース・スプリングスティーン、ブライアン・メイなどの著名なミュージシャンにも多大な影響を与えてきた。1994年にはロックの殿堂入りを果たしている。

特に、オリバー・ストーンが監督を務め、原案をクエンティン・タランティーノが手掛けたバイオレンス映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ」で流れる「The Trembler」や、ロバート・ゼメキスが監督を務め、トム・ハンクスが主役を演じたコメディドラマ映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」で流れる「Rebel Rouser」(レベル・ラウザー)などの楽曲が有名(どちらの映画も1994年の作品)。そのほかの楽曲に、「ピーター・ガン」「ラムロッド」「キャノンボール」「ボニー・カム・バック」「ビコーズ・ゼイアー・ヤング」「ディクシーのテーマ」「ペペ」「アベンジャー」「キャラバン」「ギタースター」「ザ・サテン・アワーズ」「ラブ・コンフュージョン」「スパイ」などがある。

アルバムでは、「ツイスティン・ウィズ・デュアン・エディ」「トワングスヴィル」「デュアン・ア・ゴーゴー」「ザ・ロアリング・トゥワンジーズ」「ロードトリップ」など。

アメリカ合衆国・テネシー州フランクリンにある病院にて死去。死因は、癌であった。86歳。かねてより闘病生活を送っていたという。

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