手塚治

(てづかおさむ)
実業家・プロデューサー。東映株式会社代表取締役社長。「てづかおさむ」と言えば、漫画界の巨匠である手塚治虫が有名だが、家系が名前にさんずいを含む漢字を使う傾向にあったためで、関連性はないという。

斉藤由貴、南野陽子、浅香唯などの出演で人気作品となった一連の「スケバン刑事」シリーズや、「花のあすか組!」「科捜研の女」「大奥」「ときめきメモリアル」など、数々の東映テレビドラマや映画をプロデュースした。

上述したもの以外のプロデュース作品には、「藤子不二雄の夢カメラ」「あなたが欲しい」「しゃぼん玉」「セールスレディは何を見た」「ゴーストハンター早紀」「ビーナスハイツ」「京都迷宮案内(シリーズ)」「鴨、京都へ行く。」「男と女のミステリー」「世にも奇妙な物語」「大人は判ってくれない」「白虎隊」「落日燃ゆ」「天と地と」「女信長」などのテレビドラマや、「世にも奇妙な物語 – 映画の特別編」「幕末高校生」「大奥(劇場版)」「レジェンド&バタフライ」「ときめきメモリアル」などの映画がある。

東映株式会社では、2010年に執行役員に昇進したのを皮切りに、2012年に取締役、2016年に常務取締役などを経て、2020年に代表取締役社長に就任。このとき既に病魔に侵されており、治療を受けながら社長業に従事していたという。

死因は、肺動脈血栓であった。62歳。また、癌も併発しており、抗癌剤治療によって脱毛が進むなどの副作用が生じていたものの、亡くなる直前まで仕事に打ち込み、トップとして組織を率いていたという。

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