ささやななえこ

漫画家。以前は、「ささやななえ」名義で活動していた。

1950年、北海道芦別市生まれ。1970年に「かもめ – GULL -」がりぼんコミック賞を受賞し、集英社の漫画雑誌「りぼんコミック」に掲載されたことでデビューを果たす。夫婦の生活をユーモアたっぷりに描いた「おかめはちもく」(日本漫画家協会賞優秀賞受賞)や、ホラー作品である「ミノタウルス」などが代表作。

そのほかの作品には、「手紙」「栗毛とリボン」「ジュ・テーム」「おやすみジュディ」「天使たちの丘」「ダートムーアの少年」「おまえとおれ」「明るい夏の日」「若葉の頃」「だるまさんがころんだ」「ペトルーシカ」「海のかけら」「ずいずいずっころばし」「たけくらべ」「むぎ畑のまんなかで」「サンドリヨン」「少年たち」「七人の魔女の家」「遠くにありて」「君よ私に口づけを」「鐘の音が鳴ったら・・・」「それぞれの季節のなかで・・・」「春のぶどう棚」「獄門島(原作は横溝正史)」「百日紅の下にて(同じく原作は横溝正史)」「ウェルテルの季節」「夜明け前の陽」「グレープフルーツストロベリー」「ガラスのペンギン」「通りゃんせ」「空ほ石の・・・」「こわいデス・マッチ」「はるかなる向こうの岸」「リフレイン」「お帰りなさい」「天使の輪」「凍りついた瞳(シリーズ、原作は椎名篤子)」などがある。

主な受賞歴に、上述したりぼんコミック賞や日本漫画家協会賞優秀賞受賞のほか、エイボン教育賞(「凍りついた瞳」にて受賞)など。

死因は、小細胞肺癌であった。74歳。死去の事実は、告別式などが近親者によって執り行われたあと、亡くなってから9日ほどが経過してから明らかとなった。

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