榊原良行

(さかきばらよしゆき)
元プロ野球選手・指導者。日本女子バスケットボール界において「花の78年組」と呼ばれて親しまれ、日本代表のキャプテンも務めていた元バスケットボール選手である榊原紀子の父。

中央大学を卒業後、社会人野球の日本楽器硬式野球部(現・ヤマハ硬式野球部)に入部。都市対抗野球優勝や、アジア野球選手権日本代表などの実績を引っ提げ、1974年、ドラフト4位で阪神タイガースに入団。1975年4月の中日ドラゴンズ戦において、代走としてプロ初出場を果たす。以後、内野のどのポジションでも守れるユーティリティ性と、巧みなバッティングを武器に活躍した。その後、1981年には日本ハムファイターズに移籍、1984年に現役引退。

プロ通算成績は、稼働10年で689試合に出場、打率2割4分9厘、ホームラン20本、打点96、盗塁25。

引退後は、日本ハムファイターズ・阪神タイガース・中日ドラゴンズで守備コーチ・走塁コーチなどを務めた。また、台湾プロ野球の兄弟エレファンツや、社会人野球のクラブチーム・京都ファイアーバーズ、台湾社会人野球の崇越科技といった球団でもコーチとして活躍した。

2023年、阪神タイガースを日本一に導いた岡田彰布監督とは現役時代に共にプレイし、同チームでのコーチ時代にも一緒だったことがある(榊原氏が2軍内野守備走塁コーチ、岡田氏が2軍助監督・兼打撃コーチ)。

愛知県名古屋市にある病院にて死去。死因は、肺炎であった。74歳。

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