佐々淳行

(ささあつゆき)
危機管理評論家・元警察官僚・防衛官僚。参議院議員・政治学者である佐々弘雄の息子。作家・朝日新聞記者である佐々克明、および参議院議員である紀平悌子の弟。

新左翼の学生と全学共闘会議(全共闘)が東京大学の本郷キャンパス安田講堂を占拠した「東大安田講堂事件」や、長野県の軽井沢にある河合楽器製作所の保養所「浅間山荘」に連合赤軍の残党メンバーが人質とともに立てこもった「連合赤軍あさま山荘事件」などにおいて、警備幕僚長として携わり、危機管理に努めたことで有名。

警察大学校助教・埼玉県警察本部警務部監察官・関東管区警察局調査官・在香港日本国総領事館領事・警視庁公安部外事第一課長・警視庁警備部警備第一課長・警察庁警備局警備課長・防衛庁長官官房防衛審議官・防衛庁長官官房長・内閣安全保障室長・日本国際救援行動委員会(JIRAC)理事長・NPO法人総合危機マネジメント協会会長および理事などを歴任。

退官後は、テレビ出演・執筆活動・公演活動など幅広く活躍。

著書に「新しい監督者論」「目黒署アベック殺人事件 佐々警部補シリーズ完結篇」「ポリティコ・ミリタリーのすすめ 日本の安全保障行政の現場から 慶應義塾大学講義録」「六男二組の約束 戦争と先生と59人の子供たち」「さらば臆病国家ニッポン 指導者よライオンになれ」「後藤田正晴と12人の総理たち もう鳴らない“ゴット・フォン”」「佐々淳行の危機の心得 名もなき英雄たちの実話物語」「ザ・ハイジャック-日本赤軍とのわが「七年戦争」」「重要事件で振り返る戦後日本史 日本を揺るがしたあの事件の真相」など多数。

栄典や受賞歴に、アメリカ陸軍民間人功労章・イギリスCBE勲章・ドイツ連邦共和国功労勲章十字章・文藝春秋読者賞・菊池寛賞・正論大賞・勲二等旭日重光章・叙正四位など。

病院にて死去。死因は、老衰であった。87歳。

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