（わくしゅんぞう）
作家・小説家・弁護士・写真家。映画監督・脚本家・演出家である大島渚とは京都大学法学部の同窓。
数多くの推理小説を著し、テレビドラマ化された作品も数々。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞などの受賞歴がある。また、写真家として日本図書館協会選定図書に指定されている写真集「日本の原風景」などの作品がある。
代表作品は数えきれないほどだが、その多くがシリーズ化されており、赤かぶ検事シリーズ・京都殺人案内シリーズ・告発弁護士シリーズ・弁護士・花吹省吾シリーズ・弁護士魁夫婦の推理シリーズ・美人探偵・朝岡彩子事件ファイル・弁護士芸者シリーズ・けん玉判事補（柊正雄）シリーズ・あんみつ検事（風巻やよい）の捜査ファイル・特捜検事Mシリーズなどがある。
シリーズ化されていない作品としては、「仮面法廷」「裁かれた銀行 滋賀銀行九億円横領事件」「亡命機101便応答せよ」「背中から撃たれるな」「悪魔の汚点」「悪を駆け抜ける男」「誤判 私は殺していない！」「悪魔の骰子」「騙すつもりじゃなかったのに」「新幹線多重衝突セヨ」「あなたの夜と引きかえに」「エイズ街の連続殺人」「あなたの前では素敵な女」「東京―バンコク生首殺人事件」「ひまわり公設弁護士 OKINAWA 宮古島の悪魔祓い」など、こちらも枚挙に暇がない。
小説以外にもたくさんの著書があり、「刑法面白事典」「民法面白事典」「頭のきれる奴は法律に強い」「楽しみながら法律知識が身につく本」「法廷ウォッチング」「赤かぶ検事の裁判員ハンドブック」など、こちらも数え切れぬほど。
また、大橋巨泉が司会を務めていた大人気クイズ番組「クイズダービー」で、篠沢秀夫の前の1枠解答者として、レギュラー出演していたこともある。
病院にて死去。死因は、心不全であった。88歳。
