福岡風太

(ふくおかふうた)
音楽プロデューサー・舞台監督。1971年から1979年にかけて、大阪府大阪市の天王寺公園にて開催されていた野外コンサート「春一番」をプロデュースしていたことで有名。同コンサートは、中断を経て1995年に復活し、関西におけるゴールデンウィークの風物詩として人気を博した。

1948年、大阪府生まれ。1970年、大学在学中に、天王寺野外音楽堂での「BE-IN LOVE-ROCK」、大阪城公園/太陽の広場での「ロック合同葬儀」、京都円山音楽堂での「感電祭」といった野外コンサートを開催したのち、翌1971年より上述の「春一番」をスタート。ジャズ、ロック、フォークソングなど、さまざまなジャンルの音楽が演奏されるイベントとして注目を集めた。

当人と関わったミュージシャンは数多く、山本コウタローらとともにフォークソンググループ「武蔵野タンポポ団」に参加したほか、加藤登紀子や竹内まりやらのバックバンドメンバーとしても活躍した。さらには、ペギー葉山忌野清志郎、GO-BANG’S、中村あゆみ、江口洋介など、さまざまなアーティストのステージもサポートした。

近年は、「春一番」の開催を続けていたほか、ライブハウス「新宿ロフト」での「春二番」などにおけるコンサートプロデューサーや舞台監督として活動していた。

大阪府吹田市にある病院にて死去。死因は、慢性気管支炎であった。76歳。

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