ロバート・タウン

脚本家・映画監督(アメリカ)。フランス出身の巨匠監督であるロマン・ポランスキーがメガホンを握った1974年のアメリカ映画「チャイナタウン」にて脚本を担当し、アカデミー賞(脚本賞)およびゴールデングローブ賞(脚本賞)を受賞したことで特に知られている。

1934年、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア州クレアモント市にあるポモナ・カレッジを卒業後、軍隊生活などを経て、ハリウッドへ移住。ロジャー・コーマンやジャック・ニコルソンと出会ったことをきっかけに、映画の世界に足を踏み入れ、脚本家に転ずる。1982年には、マリエル・ヘミングウェイやスコット・グレンらが出演したアメリカ映画「マイ・ライバル」にて監督デビューも果たした。

脚本を手掛けた映画には、上述した「チャイナタウン」を始め、「俺たちに明日はない 」「地球最後の女」「ゴッドファーザー」「黒猫の棲む館」「パララックス・ビュー」「オルカ」「シャンプー」「天国から来たチャンピオン」「黄昏のチャイナタウン」「さらば冬のかもめ」「フランティック」「デイズ・オブ・サンダー」「めぐり逢い」「ザ・ファーム/法律事務所」「ミッション:インポッシブル」などがある。

テレビシリーズでは、「アウター・リミッツ」や「0011ナポレオン・ソロ」など。

監督を務めた作品では、上述の「マイ・ライバル」のほか、メル・ギブソン、ミシェル・ファイファー、カート・ラッセルらが出演した1989年のサスペンス映画「テキーラ・サンライズ 」や、「ラスト・リミッツ – 栄光なきアスリート」などがあり、ほぼ全ての作品で脚本も担当している。また、ロジャー・コーマン監督のホラー映画「呪われた海の怪物」(1961年)には、「エドワード・ウェイン」の名義にて出演も果たしている。

ロサンゼルスにある自宅にて死去。死因などの詳細は公表されていない。89歳。

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