保倉幸恵

(ほくらさちえ)
女優・元モデル。幼少時代からモデルを務め、集英社発行の人気漫画雑誌「週刊マーガレット」や、講談社から発行されていた漫画雑誌「少女フレンド」など、数々の少女雑誌に登場していた。名門の劇団・芸能事務所である株式会社劇団若草に所属し、同期には女優である桃井かおりらがいた(劇団若草は2019年に解散)。

その後、モデル業は引退するものの、ほどなくして女優として芸能界に復帰。女優デビュー作は、永島慎二の漫画作品である「若者たち」を原作として制作され、NHK銀河テレビ小説として1974年に放送されたテレビドラマ「黄色い涙」だった(実際には、少女モデル時代にもいくつかのテレビドラマに出演している)。

幼少時代から芸能界に触れ、経験も豊富な若手として将来が期待されていたが、母親の病気などが原因となってノイローゼとなり、1975年初頭より芸能活動を休止した。

モデル時代の登場メディア(主に雑誌)には、上述した「週刊マーガレット」や「少女フレンド」を始め、「女学生の友」「グラフNHK」「マイ・バック・ページ」「週刊朝日」などがある。

女優として出演したテレビドラマには、上述した「黄色い涙」を始め、「天下御免」「竜馬がゆく」(以上、少女モデル時代に出演)や、「鏡の中の女」などがある。

自宅近くの鉄道線路にて死去。死因は、自殺であった。22歳。東京都大田区にある自宅付近にて、柵を乗り越えて橋から線路内に飛び降り、通りかかった列車に轢かれてしまった。即死だったものと思われる。

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