ウィリアム・ホールデン

俳優(アメリカ)。アメリカ合衆国中西部に位置するイリノイ州のオファロン出身。女優であるブレンダ・マーシャルの元夫。

ジュニア・カレッジ時代から演劇に興味を持ち始め、劇団に所属。俳優としての第一歩を歩み始める。デビューは1939年の作品「ゴールデン・ボーイ」であった。当時はアイドルスターとしての色合いが強かったが、陸軍航空隊への所属を経て、第二次世界大戦後は巧みな演技による実力派へと舵を切る。以後、数々のヒット作に恵まれ、最も稼げる男性俳優としても注目を集めるようになった。

出演した主な映画には、上述したデビュー作「ゴールデン・ボーイ」を始め、「我等の町」「アリゾナ」「掠奪の町」「空の要塞」「荒原の女」「ハリウッド・アルバム」「サンセット大通り」「テキサス決死隊」「コロラド」「ボーン・イエスタデイ」「第十七捕虜収容所」「ブラボー砦の脱出」「トコリの橋」「喝采」「麗しのサブリナ」「戦場にかける橋」「ピクニック」「慕情」「スージー・ウォンの世界」「騎兵隊」「パリで一緒に」「ライオン」「007/カジノ・ロワイヤル」「アルバレス・ケリー」「鍵」「クリスマス・ツリー」「夕陽の挽歌」「ワイルドバンチ」「ダーティハンター」「タワーリング・インフェルノ」「オーメン2/ダミアン」「悲愁」「世界崩壊の序曲」「S.O.B.」「ネットワーク」「アドベンチャー・ロード」など、多数。

出演したテレビドラマ・テレビシリーズには、「テロリスト・黒い九月」「アイ・ラブ・ルーシー」などがある。

主な受賞歴に、アカデミー賞(主演男優賞)を始め、ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞、エミー賞(男優賞)などがある。そのほか、アカデミー賞の主演男優賞には複数回ノミネートされている。

死因は、頭部からの出血による失血死とされている。63歳。晩年はアルコール依存症に陥り、自宅にて酔った状態で転倒。テーブルに頭部を強打し、傷口からの出血によって亡くなったという。

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